コラム”Ecoものづくり情報”
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Ecomo
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エコモ研究所 宇田英夫
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コラム”Ecoものづくり情報”
15.12.10
■『診える』の価値
『「あるべき姿」とのギャップを診る、と「見えないものを診る」の、二つ目の『診える化』を説明させていただきました。『診える化』することによって、3つの価値が生まれてきます。
その3つの『診える化』の価値で、どのようなことが診えて、改善が進むか改善事例を紹介させていただきます。
『診える化』の3つの価値は、
①今まで「見えていないもの」「本当の姿」を教えてくれる。
②「あるべき姿」とのギャップを気付かせてくれる。
③「見続けること」で、安心してもらうことができる。
の3つですが、詳しい内容については添付図にて説明をさせていただきます。
15.12.25
■『診える化』で、知ったこと
11月(前回、前々回)に、『見えないものを診る』、『診える化』と『診える化』の価値について説明をさせていただきましたが『診える化』にて、私が知ったことをご紹介しましょう。
『診える化』で、知ったこと
①見えているものはほんの一部で、見えていないものが沢山あること。
見えていないものが沢山あることを知ると、私達が見えているのは、ほんの一部を見ているのです。
ですから、もっと知りたい、もっと教えて欲しいと、学び、探っていくことが多くなります。
そして、解らないことが多くあるのですから、謙虚になって、優しくなることができるようになると思います。
②真因、要因は、一つではなく、沢山あって、互いに関連し合っていること。
見えないものが沢山あって、見えていない因子・要因・原因が沢山あることを感じていきます。
その沢山の因子・要因・原因は、何かの関連や、互いに影響し合っていることを感じるようになっていきます。
多くの因子・要因・原因があることから、一度に全てを取組んだり、良くしていくことが出来ないことを悟ります。
ですから、重要なこと、影響力の大きなものから取組んでいくことが良いと思えるようになりました。
③『見えないものを診る』ことで、本当に大切なものが何かを感じていくこと。
見えないものが沢山あるのですから、 「本当に大切なものは目に
見えない。」と思うようになります。
目で見られることには限りがあります。見えないものを探るにはどのように
すれば、見ることや、感じること、五感を使って、探るようになります。
しかし、見ようとしても、どうしても見えないものがあるのです。
見えないものは何か?・・・そうして、私達が本当に大切なものは何か?
を考えるようになります。
そして、本当に大切なものが少しづつですが見えてくるようになります。
そのことを記した、格言を二つ紹介します。
・「探しても見付けられない、どうしても見付けることが出来なければ、
目をつぶれば良い。そうすると本当に大切なものが見えてくるのです。」
・目を閉じると見えてくるもの、視覚に頼らないで分かることって何だろうか。
真っ暗闇を体験すると、気がつかなかったことに気づく。音、声、におい、硬さ、軟らかさ、熱さ、冷たさ……
私たちにはさまざまな感覚があり、五感を使うことで世界が認識できる。異なる、あなたと私の感覚。
だから、互いに伝え合おう。見えてくる本質、隠されている法則。見えないものから『見る』科学の世界。
そして、ともに生きる社会。 (サイエンスウィンドウー2011年春号記事より )