コラム”Ecoものづくり情報”

20.11.10

■ 省エネ革新活動のSTEP(2)

 省エネ革新活動のSTEP(3)の課題解決をしていくための省エネ改善アイデア出しについて、前回に続き、もう少し違った着眼点としての改善アイデア出しを紹介させていただきます。今回の省エネ改善アイデアへのヒントは、改善の4原則=ECRS(無くす、統合する、変換する、単純化する)手法や、5大ロス・七つのムダ取り・ロス低減等への視点を活用することです。

ECRSは、ものづくり現場、生産性改善ではよく知られていることで、

 E 排除    ・・・無くせないか?

 C 結合    ・・・一緒にできないか? 

 R 順序替え ・・・順序の変更はできないか?

 S 簡素化  ・・・単純化できないか?      です。

 

 私は、工場の現場改善や小集団取組、風土改善にて、ものづくりの基本となる、5S活動を行ってきました。

ものづくり現場の5Sとは、「整理・整頓・清潔・清掃・躾」を現場の最も基本となる大切な言葉で重要な内容です。

そして私が数年間行って、省エネ活動を通して分かった「省エネの5S」があります。

省エネ改善アイデア出しに活用できる「省エネの5S」とは、次の様な内容です。

 

■省エネの5S

 ・Simple    (簡単、簡潔)     ・・・シンプル・イズ・ベストで、構造、部品、工程がシンプルになると必要な

                       エネルギーは減ります。

 ・Slim        (スリム、小さく)  ・・・スリムで小さければ、必要なエネルギーは減り、各サイズが半減すれば

                       体積は1/4化します。 

 ・Speed     (素早く)            ・・・素早くすれば、必要な時間が減り、エネルギーは減らすことになります。

 ・Safety  (安全安心)        ・・・シンプルで、最適なサイズ、素早くしても重要なことは、安全で安心できる

                       様にすることです。

 ・Standard (標準、基準化)  ・・・最適な条件(4S)が出来れば、それを標準化・基準化し、早く活用すること

                       で成長していきます。   

 

 取組課題を解決するには、省エネ改善アイデアを常に意識し、改善アイデアを広げ、深めることが重要で、ECRS着想「省エネの5S」にて、最適な職場・環境・設備・ものづくりを進めて頂きたいと願っています。

20.11.25

■ 省エネ革新活動のSTEP(3)

 今回の省エネ改善アイデア出しへのヒントは、今まで取組が進んでいない領域、「エネルギーの揺らぎ余裕」への取組について紹介をさせて頂きます。「揺らぎ」については、2015年6月見えないものを感じる…『揺らぎ』 と2020年8月エネルギーロス区分、内容でも紹介させていただいていますが、「揺らぎ」とは、平均量からの個々の値のズレ、不規則な変化で、異常がおこる前の、知らない日々のQCDESHの変化のことです。

 「エネルギーの揺らぎ余裕」は、エネルギーを使わざるを得ない状況、状態の変化のことから、エネルギーの余裕を持って使わざるを得ないことです。エネルギーロス領域と新たな「揺らぎ余裕」を知って、改善取組を進めて行けば、エネルギー改善は進んで行きます。エネルギーを低減しようとする前に、Q(品質)・C(コスト生産性)、E(環境)、S(安全安心)、H(健康健全)から外れた状況、状態が無いか?をいつも意識する必要が在って、4M+E(Man、Machine、Material、Method+Environment)の変化を知って、悪くする要因・因子を知って、改善を進めて行くことが重要なのです。ものづくりの状態・状況の「揺らぎ」によって生じる「エネルギーの揺らぎ余裕」が大きいことから、「揺らぎ」領域の取組を是非とも取り組んで頂きたい領域です。また、『診える化』取組をすることによって「揺らぎ余裕」が診えて、余裕改善やロス改善が進みますので、以下の事例を紹介させていただきます。

 

 

 

◎エアー圧力の『揺らぎ』 低減事例

  主要設備使用時にエアー圧力が、大きな『揺らぎ』

 が在ることが分かり、調査の結果、エアー使用量の

 大きな装置が、エアー配管径が小さいことが分かり、

 エアー変動が大きいことが判明しました。

 そこで、配管経路を見直し到達圧力と消費時圧力を

 改善し、コンプレッサー設定圧力の低減を実現しました。

 結果、コンプレッサー電力は18%低減する省エネを

 することができました。

 

 「エネルギーの揺らぎ余裕」を減らす取り組みは、

『最適化』に向けての取組を進めて行くことです。

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