コラム”Ecoものづくり情報”

17.07.10

■「良品条件」とは

 「良品条件」とは、ものづくり現場で「保証された品質のものを作るなど、正しい結果を導き出すために必要な条件」のことで、その条件通りにつくって行けば、要求仕様通りの品質が保証されるというものです。

ものづくりは、製造設備や生産ラインを適切に維持管理し、「良品条件」に基づいて標準作業を行えば、良品ができることになります。

 

 「良品条件」は、日本の製造業から生まれた考え方で、トヨタ生産方式で採用されている現場主義の考え方に基づいた判断基準で、ものづくり品質を確保・維持・推進していくための重要な仕掛けです。

「良品条件」は、工程ごとに、設備やソフトウェア、人の能力や作業方法、加工条件などに細かく分けて整備する必要があります。

「良品条件」を整備することで、作業担当者は自分が担当する工程の中で、その工程・作業において自分の仕事の良し悪しを判断する基準となり、工程・作業を自己確認する「自工程完結」ができることで、品質を保証する仕組みや品質改善には重要なことになります。

・「良品条件」を進めるポイント

 ①良品条件、トラブル要因を解明する

    ・技術ノウハウ、技能ノウハウ

    ・異常記録、トラブル要因解析、なぜなぜ分析

 ②「良品条件」を設定する

    ・良品条件管理表

    ・標準化、作業標準

 ③良品条件を確保し、維持する

    ・見える化、目で見る管理

    ・品質管理、品質改善

 ④良品条件の確保を支援する

    ・品質管理、4M+E変動管理

    ・自働化、ポカヨケ、システムサポート

 ⑤良品条件の確保を推進し強化する

    ・診える化、未然防止

    ・多能化、人財スキル育成 

17.07.25

■「品質をつくり込む」ために

 品質革新を進めるには、良品をつくるための「ものづくり思想」やものづくりの基本、品質に対する捉え方が重要で、更に「品質を工程でつくり込む」手法の着実な行動を行いつつ、ものづくりと品質への理解を深め進化して行くことが大切になります。

品質の基礎となる「品質をつくり込む」ためには、「良品条件を確保」することが重要で、「良品条件」を明確にして、「良品条件」を維持管理し、さらに進化していくための4つの内容は以下の通りです。

(参考資料:日刊 工業新聞社「品質つくり込み能力」)

◎「品質をつくり込む」ための「良品条件の確保」

  1.ものづくりの思想    ・・・ 品質つくり込みは、ものづくりの基本

      ・ジャストインタイム、知恵ある自働化、人の知恵、改善は永遠

  2.生産マネジメンの考え方 ・・・ 「良品条件」を確保し、支援保証する考え方

      ・現場の自律化、目で見る管理、品質に強い人づくり

  3.生産システムのしくみ   ・・・ 「良品条件」確保を促進し、進化する仕組み

      ・1ヶ流し、少ロット生産、不良でラインと止める、改善が進む仕組み

  4.手法、ツール         ・・・ 「良品条件」確保のための技術、知識、ノウハウ

      ・ノウハウトランスファーシート、良品条件管理表、品質パレートボード、ポカヨケ