コラム”Ecoものづくり情報”

17.04.10

■「品質革新」とは

 「品質改善」「品質革新」の違いは何でしょうか?

 

「品質改善」は、

品質目標と現実とのギャップを品質解決アプローチによって、品質目標に近づける取組・改善活動が「品質改善」です。品質改善のアプローチについては、前回(2017年3月)説明をさせていただきました。

品質改善取組にて品質レベルは改善取組み後には、現状レベルから5%~20%程度の改善が進むものです。

工場の品質レベルの一般的指標とされる不良率(不良数/生産数のパーセント)では、改善後は数分の1に改善されます。下図のA社の取組み例では、3年間で不良率は2.5% から改善後は不良率0.5%と、不良率は1/5と大幅な改善が進んでいます。

 

「品質革新」は、

“品質のあるべき姿”に向けて、現状とのギャップを知って、顧客と経営の両面に於いて新たな価値を創造した革新的な活動が「品質革新」です。

品質革新の取組みアプローチは、次回にお話させていただきたいと思いますが、「品質革新」の概念を掴んで頂く意味で、下図の B社の品質革新レベルの経緯を見ていただき、品質改善と品質革新の違いを知っていただきたいと思います。B社の不良率は、3年間で2.5%から、革新取組後は不良率100PPM(0.01%)へと、不良率は1/250まで下がっています。「品質革新」では、品質レベルは従来の30%以上良くなっていくこと、不良率では数十分の1以下になる状態を、無理なく続けられている仕組みが出来上がって、日々の「品質改善」が続いていることです。

17.04.25

■「品質革新」のアプローチ

 「品質革新」は、“品質のあるべき姿”に向けて、現状とのギャップを知って、顧客と経営の両面に於いて新たな価値を創造した革新的な活動です。その「品質革新」を進めるためのアプローチは、目的(目標)を正しくもって、活動方針(活動コンセプト)を定め、具体的な活動(方策)を進めていくことです。

 

下図は、その「品質革新」アプローチのA社の「品質改善」取組とB社の「品質革新」取組との違いを示したものです。

 ⑴ 目的・目標 ・・・ 「あるべき姿」にすることが目的

 ⑵ 活動方針  ・・・ 「品質は工程でつくられる」活動方針

 ⑶ 方策     ・・・ 「良品条件」を確立していくための方策   です。

 

「品質革新」は、

 ・トップのリーダーシップをより強固なものにし、効果的・効率的な組織運営を可能にする仕組み・手法・思想

 ・品質、コスト、納期、安全、環境などの改善活動を加速し、支援する仕組み・手法・思想

 ・標準化や日常管理のより効果的・効率的な実践・運営を支援する仕組み・手法・思想

 ・新商品(製品・サービス)開発、新技術開発をより効果的・効率的に進めるのを支援する仕組み・手法・思想

 ・品質情報の収集・伝達・分析・活用、TQMにおける情報技術の活用を加速し、支援するための仕組み・手法・思想

 ・小集団改善活動の展開、人材の育成のための仕組み・手法・思想

 ・その他、TQMの推進のための仕組み・手法・思想 です。

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