コラム”Ecoものづくり情報”
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■ 改善の4原則=ECRS
Ecomo
Ecology&Economy manufacture optimization supporter
"Ecoものづくりサポーター”
エコモ研究所 宇田英夫
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コラム”Ecoものづくり情報”
15.07.10
■『最適化』を意識し ・・・工場の『最適化』(1)
私はよく『最適化』を意識して頂きたいと言っています。
でも、『最適化』と言う言葉は抽象的な言葉で、『最適化』を意識することはなかなか難しいものです。
工場の『最適化』とは、現場には様々な要素・要因・因子があり、その要素・要因・因子を良くしていくことです。
工場には、品質・生産性・環境・省エネ(エネルギー)・安全安心が必ず在って、その要素・要因・因子の全てが少しずつ良くなっていくことが、工場の『最適化』と言うことになります。
工場の品質・生産性・環境・省エネ(エネルギー)・安全安心の要素・要因が、できれば全てが素早く良くなって行ければ良いのですが、そうは簡単に進むものではありません。
しかし、工夫すれば全てが良くなる方策や取組方法が必ず在って、何かの取組みを進めていくことで、他の要素・要因を悪くしない様に、少しずつ良くしていく、そうして、いつかは全てが良くなる様に進めていくことです。
工場の『最適化』は、「省エネ・環境・品質・生産性・安全安心」を意識することです。そして、全てが少しずつ良くしていけるように、できる範囲で、無理なく、一緒にできることから、進めて行けばよいのです。
そのことが『最適化』へと少しずつ近づいていくと思って頂ければ良いと思います。
工場の『最適化』とは、工場の中にある4M+E(Man・Machine・Method・Material+Environment=人・設備・工法・材料+環境)で、やれることを少しずつ行って、良くしていく、そして、現場にある省エネ・環境・品質・生産性・安全安心が、トレードオフが出ない様に、工夫して取組んでいくことです。
工場の改善取組において、トレードオフが無い様に、全てが少しづつ良くなっていくことが、真の『最適化』です。
今日よりも明日、明日より明後日と、工場現場がが少しづつ良くなっていくことが大切で、重要なこと、と私は強く思っています。
15.07.25
■『最適化』の忘れもの
私達の職場や現場は、本当に働き易い職場・環境の良い職場になっているのでしょうか?
工場の省エネ・環境活動において、「省エネ・環境・品質・生産性・安全安心」の全ての要素・要因が少しずつ良くなっていくことが、工場の『最適化』です。とお話をしてきました。
しかし私は、工場・現場にとって、もっと大切なものが在ることを忘れていました。
それは、「健康健全」です。
工場・生産現場にとって最も大切なことは、職場で働く人々なのです。そこで働く人々の「健康」が最も大切なのです。そして、その人々が働く職場での行動・行為が正しく、「健全」でなければなりません。
私は、工場・現場にとって「大切なもの」が何かを、工場の改善活動を通してを教えて貰うことになりました。
それは、職場の改善活動が進むにつれて、見えている事象や現象・要因・因子は少しずつ良くなっていったのですが、ある日、ある職場で、休暇の人が多かったことに気付いたのです。
その職場は、風邪で休んで居られる人がいて、その要因の一つとして空調の風のムラがあったことで、風邪をひかれたようでした。また、他にも体調が悪い方やメンタル休養の方も居られて、休んで居られる方が多かったのです。
最近、日本の多くの職場では、体調を悪くされて休んで居られる人や、精神的ストレスで長期休養をされて休んでいる人も居られます。
ものづくり現場では、身体の健康とともに心の健康も大切にしなければ、職場で元気にイキイキと働くことはできないのです。
また、職場で仕事を進める人々の考え方や行動が、誰からも正しいと認められる行動・行為でなければ、「真の仕事」をして、価値を高めることとはならないのです。
工場・生産現場・職場が、全ての人にとって働き易い職場で、働き易い環境で、正しい考え方で、正しい仕事をしていることが、「本当に良い職場で、良い仕事をしている」と言えるのではないでしょうか。
人と職場が『健康・健全』に仕事ができることが最も重要なことで、そうすることができれば職場の皆さんが『幸せ』になっていくのではないでしょうか。
本当は、職場を『健康健全で幸せ』にするために、「省エネ・環境・品質・生産性・安全安心」の全てを良くしていくのです。