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コラム”Ecoものづくり情報”

16.10.10

■『5ゲン主義』

 私が経験した工場の改善、活動の中でもっとも大切なことを、今月は皆様にお伝えしたいと思います。

先ず、今回は『5ゲン主義』です。

強い現場をつくり、現場力を高めるには、やはり『診える化』による「気付き」と『最適化』を意識した取組が重要です。

そのことが現場の改善活動の深さと広がり・繋がりの全てに通じるものだからです。

その地道で最も大切な活動となるものが、『5ゲン主義』です。

現場の『診える化』、『5ゲン主義』、『最適化』を進めていくことが「強い現場」を育てることになるからです。

 

『5ゲン主義』とは、

 「現場」へ行って

 「現物」を見て

 「現実」を知り

 「原理」に学び

 「原則」を進める  ことです。

 

 ものづくり現場で良くあることですが、「現場」や「現物」を見ずに、知っていることをデスクで推測をして、「現実」を見ているように思ってしまうことが多いのです。

表面的に見えているものを知って、判断をして対応・行動をしてしまっていることが多いのです。

 

『5ゲン主義』は、

「現場」へ行って、「現物」を見て、本当の「現実」を知ることができるのです。

より深く、広く、より真剣に見ていくことで、見えていなかった「現実」が診えてくるものが在るのです。

 

大切なことは、『現場・現物・現実』を見て、「見える化」を深め、広げ、探り、『診える化』として、『原理・原則』に学び進める、『理に適った行動』をすることです。

『5ゲン主義』を進めること、これが改善・革新活動の大原則で、『診える化』と『最適化』の進め方になります。

16.10.25

■『理に適った行動』

  今回は、考え方と進め方の基本となる、最も大切な『理に適っている』ことについてです。

『理にかなった行動』とは、どの様にすることなのでしょうか?

私は、省エネ環境Eco活動を紹介したお客様から、この疑問を考える機会を戴くことになりました。

 

ある日、工場の工場見学に来られたお客様へ省エネ環境Eco活動を紹介したのですが、そのお客様から、「この取組は、理に適っていますね」と思ってもいなかった意見を頂いたのです。 

工場の省エネ環境Eco取組が、どのように「理に適っているのか」と考え、私なりの考えにはなりますが、次のような答えを出すことにしました。

 

『理に適っている』とは、

 「理」には、『原理』・『倫理』・『道理』の三つが在って、

 ・『原理』=原理・原則・法則・摂理・自然・環境

 ・『倫理』=法律・法令・コンプライアンス・理念

 ・『道理』=健康・健全・幸せ・志・夢・ビジョン・

        道徳・会得(徳を得る) 

のことです。

『理に適っている』とは、
その『原理』・『倫理』を知って、人としての『道理』を歩むことで、『無理』をせず、着々と進めていくことです。

相反して『無理』とは、『原理』・『倫理』・『道理』の「三つの理」の中で、何かの『理』が欠けていることを言います。

 

『理に適った行動』を進めて行けば、会社・工場・職場の改善活動・革新活動は、永遠に続いていくことができる。

と私は確信をしています。

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