コラム”Ecoものづくり情報”

16.12.10

■ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)

 2016年8月コラムSafetyで、「安全な職場で、安心して良い商品が出来ていくようにすることが、品質改善・生産性改善です。」とお伝えしました。その品質改善・生産性改善にて、バイブルとなる重要な法則があります。「ハインリッヒの法則」です。

 

 「ハインリッヒの法則」は、労働災害における経験則の1つで、1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、その背景には300の軽微な事故に繋がる事象(ヒヤリハット)が存在するという法則で、「ハインリッヒの法則=1:29:300の法則」とも言われています。この法則は、大事故は突発的に起こるのではなく、それが発生するまでに小さな事故がいくつも起きているということです。重大な事故を防ぐには、軽微な事故・軽微な事象(ヒヤリハット)を少なくして行けば、必ず重大な事故を未然に防ぐことができると言うことを教えてくれています。

「ハインリッヒの法則」は、人間が関与するさまざまな現象の本質を端的に表現しており、どのような仕事・業務にも生かすことのできる重要な共通法則で、モノづくりの現場にとってはバイブル的存在と言えます。ハインリッヒの法則が、安全の法則だけではなく、品質や業務、仕事・作業のミス防止に繋がる、全ての事象に通じるものと私は確信しています。

 

 “Ecoものづくり”について最も大切な考え方は、小さな変化を見逃さない感性=『診える化』を育て、小さなトラブル=予兆を一つひとつ改善していけば=『最適化』が進み、必ずや大きな改善目標が達成でき、変革に繋がって行くということです。

「ハインリッヒの法則」を共通法則として、「見えないもの」を探って、改善を着々と進めて戴くことを願っています。

16.12.25

■パレートの法則(80:20の法則)

 「ハインリッヒの法則(1:29:300の法則)」と併せ重要な法則が在ります。「パレートの法則」です。

 パレートの法則は、1986年にイタリアの経済学者 ヴィルフレド・パレートが提起し、厚生経済学の基礎ともなった法則ですが、経済学以外の分野にも当てはめられて、「80:20の法則」・「ばらつきの法則」とも呼ばれています。

パレートは、「物事を構成する要素が全体に占める割合にはかたよりがあり、複数要素のうち一部で全量の大部分の割合が占められている」という考え方です。

例えば、 ・企業の売上の8割は、全従業員のうちの2割の従業員で生み出している。

      ・仕事の成果の8割は、費やした時間全体の2割の時間で生み出している。

      ・機械の故障の8割は、全部品のうち2割の部品に原因がある。

 また、戦略立案・戦術や早期課題解決取組、プロジェクト活動も、この法則が当てはまるとされています。

即ち、「成果の8割は、費やした時間全体の2割から生み出される」の考えです。戦略立案や課題解決、プロジェクト運営では、限られた時間の中で、重要な課題に取組み、課題解決への知恵・工夫で、考え抜いて、最善と思われる施策・戦術を進めていくことが、戦略・課題解決・プロジェクトを成功する上ではとても重要なこととされています。

事業戦略・課題解決取組・プロジェクト活動は、限られた経営資源や時間を何に投入すべきか、 経営資源配分、時間配分を見誤らないように、重要課題を見極めて、80対20の法則に従って、大胆に計画し、実行していくことです。

しかし一方で、戦略・課題・プロジェクトの重点課題への取組には、知恵と工夫を入れつつ、慎重に、簡単に諦めることなく、しつこく、遣り遂げていかなければ、成果・成功に繋げることはできません。

 

 パレートの法則は、速く実行し、改善し、革新へと導き、良くしていく=最適化を進めて行くための戦術です。

重要で大切なことを早く行い、改善ができれば、次なる重点戦略を立て直し、更なる重要テーマに取組んでいく、そのことの繰り返しが速く回っていくことで、少しでも速く、『最適化』へ進めていくことができると信じています。

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