コラム”Ecoものづくり情報”

17.09.10

■シンプル・イズ・ベスト

 「品質」をつくり込むポイントの3番目は、「シンプル」です。

作業者(人)・設備(冶具)・部品(材料)・工程(工法)+環境の4M+Eを「シンプル」にすることが、ものづくり・品質をつくり込むことにはとても大切です。

「シンプル(簡単・簡潔)」については、2016年7月コラムをご覧いただき、「シンプル」にすることで

 1.本当に大切なものが分かる。 (必要なものを、重要度、優先度を)

 2.変化に速く気付く。        (必要なときに、 何がどのように)

 3.速く、アクションに繋げ易くなる。(必要な行動を、素早い行動に)

 4.成果が速く出て、次に繋げる。 (成果、成長、改善サイクルへ)  と紹介をさせて頂きました。

 

「シンプル・イズ・ベスト」とは、

 ① シンプルに想い=ビジョン、夢を持って

 ② シンプルに良く観て=現場で現物・現実を観て

 ③ シンプルに考え=原理・原則に沿って考え

 ④ シンプルに行動し(厳しく)=倫理、法理に従って行い

 ⑤ シンプルに評価、反映する(厳しく)=学び、教訓を活かす

 ことです。

 アップルを生みだす熱狂的哲学の書籍「Think Simple」の中で、「シンプル」に思考し、シンプルに行動せよ」と伝えられて、「シンプル」の哲学として、核となる10の要素に落としこんで紹介されています。

あなたも「シンプル」という武器を手にすることで、この複雑な世界においてクリエイティブな力を発揮することができるはずと紹介されています。 

     

 「シンプル」は、減らすことだけでなく、考え抜いて、研ぎ澄まされて、「シンプル(簡単・簡潔)」になることです。

本質的には大変厳しいものですが、「本質を見る力」を育て、本質を知って基本的な価値観を共通することで、共感を得て、素直に考え、行動していくことが重要です。

17.09.25

■『5ゲン主義』で改善する

 「品質」をつくり込むポイントの4番目で最後の内容は、『5ゲン主義』で改善する です。

『5ゲン主義』については、2016年10月コラムでも紹介をさせて頂きましたので、是非ご参照頂ければと思います。

 

『5ゲン主義』とは、

 「現場」へ行って、 「現物」を見て、 「現実」を知り、 「原理」に学び、 「原則」を進める ことです。

 『5ゲン主義』は、日本電装(現デンソー)で品質管理業務などに携わった古畑友三氏が提唱した思想、ものづくり

 改善の哲学で、日本型ものづくり思想として、TPS(トヨタものづくりシステム)の骨格となる、大切な「品質」をつくり

 込むポイントの考え方です。

 

『5ゲン主義』で改善をする ことは、

 『現場・現物・現実』を見て、 「見える化」を深め、広げ、探り、 『診える化』として、 『原理・原則で診て、 『理に適った行動』をする。ことで、改善・革新活動の原則、『診える化』と『最適化』の基本となるものです。

 問題解決は、品質改善であり、教育であり、成長です。

あるべき姿と現状の差、それをどうやって埋めていくのか、

『5ゲン主義』に立ち返ってみましょう。

 

・不良、不具合が発生すれば

 ➤直ぐに、3現主義で観て、

   原理・原則で問題の要因、本質を掴む。

 

・データの大きな変化、揺らぎがあれば

 ➤過去データ、良い時/悪い時のデータ比較を行い

   原理・原則に沿って、要因、本質を想定し検証する。

 

・品質改善、革新に取組むときは

 ➤『5ゲン主義』を実践し、事象対応や処置ではなく、

   本質要因、真因への対応を進める。