コラム”Ecoものづくり情報”
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■ 改善の4原則=ECRS
Ecomo
Ecology&Economy manufacture optimization supporter
"Ecoものづくりサポーター”
エコモ研究所 宇田英夫
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京都二条ハイツ703
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コラム”Ecoものづくり情報”
18.07.10
■生産革新の柱
前月(6月)は、「改善と革新」と「管理より改善する」について説明させて頂き、前々月(5月)には“ものづくり”と“ものづくり哲学”についても紹介をさせていただきました。しかし、多くの会社・工場では一般的な生産管理や改善活動が繰り返されている様で、結果として、成果を得られない中で、多くの工場・職場では「管理疲れ、改善疲れ」に陥っているようにも思われます。
日常の改善取組を繰り返して行くことで、業務の改善や仕組み改善にも繋がっていくことにもなるのですが、「管理疲れ、改善疲れ」 にならない様に、成果を高め、“ものづくり” を変えて行くことになる生産革新について今回紹介をさせて頂きます。
革新という言葉は、「因習的な(古い)体制をやめて、新しいものに変えること」です。 革新とは、これまでの仕組み、やり方、組織、制度、方法・ルールを見直すことと理解できます。
ですから、生産革新は、今までにやったことが無い仕組み・やり方を変えて行く、チャレンジを行なって、高きレベルの“志”で改善を進め、“ものづくり”を変革していくことです。
生産革新は、生産活動における様々なプロセスで改革を行い、生産性向上、品質管理・向上、在庫削減、不良品撲滅などの効果を得るための活動を言います。 生産現場の革新を図るための手法検討や選定を行うには、生産革新の4つの柱を理解して頂き、4つの柱を築いていくことを大切にして、生産革新の進んだ工場や事例を参考にして(トヨタ生産方式など)、自社のスタイルを新たに築いて頂くことが必要です。
生産革新の詳細取組については、今後説明をさせて頂きますが、「生産革新の柱」を是非知って頂きたく紹介をさせて頂きます。
・生産革新とは、
1.改善活動をさらなる価値をもたらす活動へと変えていく。
その手段は技術革新、IT革新、物流革新など何でも良い。
2.工場内のみならず、調達、物流、販売などあらゆる生産活動
(企業活動)も対象になります。
3.価値をもたらす連鎖であるならば、小さな改善、日常改善取組
も生産革新の一部と捉え、繋げていく。
・生産革新の柱は
①経営ビジョン が作成され、共有される
②理に適った管理システム が運用される
③理に適った生産システム が運用される
④日常改善取組、徹底した5S活動 が実行できる
18.07.25
■事業革新
“ものづくり革新”を進めるには、生産革新の4つの柱を知って、改善から変革を進めていただくことになります。
生産革新を進めていくことは、実は会社・工場での経営革新・事業革新にも繋がっていきます。
一般的には知られている経営革新とは、「中小企業新事業活動促進法」と呼ばれる法律により、将来的に「新事業活動」を計画を予定している会社を支援するものです。そして、「新事業活動」は、新商品の開発又は生産、新役務の開発又は提供、商品の新たな生産又は販売方式の導入、役務の新たな提供方式その他新たな事業活動となります。
しかし、ここで言う経営革新は、環境変化への積極的な対応. 企業が存続していくために、自社と環境との関係を見直し、環境変化への対応を行うことで、環境変化の中に新しい.事業機会を見付けたり、技術力や組織を革新することによって、社会や顧客に今までにない新しい価値を提供していくことです。
また事業革新は、事業構造の変革(プロダクト イノベーション)と経営構造の変革(マインド・プロセス イノベーション)を行なっていくことで、創業・経営革新戦略の策定・経営革新の核となるビジネスモデルの変革や事新規商品の開発や革新プロセスと、それを効果的に推進するための課題解決プロセスや マインドを変えて、新たな企業文化を創出していくことです。
事業革新のポイントを要約すると、製品を変えるていくこと「プロダクトイノベーション」と人の心を変えること」マインドイノベーション」、そして仕事の仕方を変革すること「プロセスイノベーション」になります。
事業革新は
①プロダクトイノベーション ・・・製品を変える
②マインド イノベーション ・・・人の心を変える
③プロセス イノベーション ・・・仕事の仕方を変える