コラム”Ecoものづくり情報”

16.05.10

■「学ぶ心」

 ものづくりの様々な活動や取組を通して、私は良くお伝えしていることが在ります。
ものづくりでの取組・改善・革新活動から、様々な経験や成功・失敗を通して、知見・教訓・学びを得ることができます。ものづくりからの様々な経験・知見・教訓から、その全てのことが「学ぶこと・学び」と感じるようになっていきます。
 
 私が、改善・革新活動の取組み事例から「学ぶ」ことを感じたのはごく最近ですが、「学ぶ心」の大切さを紹介させて頂きます。
「学ぶ」とは、「まねぶ(学ぶ)」と同源で、「まねる(真似る)」とも同じ語源です。
「真似る」は、「真に似せる」の意味から、「まね」「まねぶ」が生まれ、「誠に習う」の意味から「まなぶ」が生まれたとされています。ものの道理を知るには、先人・古人の言動・行動に学ぶことが重要で、全てのこと・ものから「学ぶ」姿勢、「学ぶ心」を大切にしていただきたいと思います。
 
「学ぶ心・学び」への感銘を受けた、パナソニック創業者の松下幸之助様の教えを紹介させて頂きます。
 
■ 学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である
                              ・・・松下幸之助
 
 自分ひとりの頭で考え、自分ひとりの知恵で生みだしたと思っていても、本当はすべてこれ他から教わったものである。教わらずして、学ばずして、人は何一つ考えられるものではない。
幼児は親から、生徒は先生から、後輩は先輩から。そうした今までの数多くの学びの上に立ってこその自分の考えなのである。自分の知恵なのである。だから、よき考え、よき知恵を生み出す人は、同時にまた必ずよき学びの人であるといえよう。
 
学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。
 
語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、先輩のきびしい叱責、後輩の純情な忠言、つまりはこの広い宇宙、この人間の長い歴史、自然の理法がひそかに脈づいているのである。
そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。
これらのすべてに学びたい。どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。よき知恵も生まれてくる。学ぶ心が繋栄へのまず第一歩なのである。

16.05.25

■木こりのジレンマ・・・「仕事の質」の寓話

 今年のコラムで、『最適化』、「仕事の成果」、「強い現場」つくりやコミュニケーションの大切さをお伝えしてきました。私が、仕事の目的・目標を正しく捉え、「仕事の質・仕事の成果」を高める改善活動を進めることの大切さを学んだ、「木こりのジレンマ」の寓話があります。ここで紹介をさせていただきます。
 
◎木こりのジレンマ
 
 ある日、旅人が森の中で、木を切っている木こりに出会った。旅人はちょっと休んで、木を切るのに忙しそうにしていた木こりの仕事を見ていました。
木こりが一所懸命切るわりには木がなかなか切れないのを不思議に思って、旅人が木こりの斧をよく見てみると、その斧が随分と刃こぼれしていることに気が付きました。
 
そこで、旅人は親切に、「木こりさんよ、その斧は随分と刃こぼれが激しいようですね。斧の刃を研いでから、再び木を切ればもっと良く切れるに違いないだろうから、少し手を休め、斧を研いでみたらどうですか?」と言った。
そうすると、木こりは旅人に向かって、「旅人さんよ、ご忠告はありがたいが、私は今、木を切ることに忙しくて、斧を研ぐ時間もないんじゃよ」と言いながら、また、一心不乱に切れない斧で木を切り始め、一日中切れない斧で木を切っていたそうです。
 
 「木こりのジレンマ」は、木こりが、上手く、速く木を切るために、
「仕事の本質」を考え、木を切る用具(斧)を選び、正しい使い方
を求めていたか?
また、木こりが抱えているジレンマとは何か?
 
私達が仕事を進めるときに、何を目的・目標にして仕事を進めるかによって、その「仕事の質」や「仕事の成果」が大きく変わってくることを「仕事のジレンマ」が教えてくれています。
仕事の正しい目的・目標を捉え、その目的・目標を常に意識して、仕事の価値が最適化するように、速く実行していくことで、「仕事の質・仕事の成果」は必ず高まっていくと言うことです。
 

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