コラム”Ecoものづくり情報”
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■ 改善の4原則=ECRS
Ecomo
Ecology&Economy manufacture optimization supporter
"Ecoものづくりサポーター”
エコモ研究所 宇田英夫
〒602-8148 京都府京都市上京区丸太町通堀川西入西丸太町185番地
京都二条ハイツ703
TEL 075-756-3353
携帯 080-3032-7213
Email ecomouda@ab.auone-net.jp
HP http://www.ecomouda.com
コラム”Ecoものづくり情報”
15.08.10
■「働き易い職場・働き易い環境」をつくる
省エネ活動を進める上で多くの方は、「省エネ活動をすることが少し負担なことで、我慢することがあっても協力している」と感じて居られるようです。
だから省エネ活動が皆さんにとって進みにくくなっているのではないでしょうか。
私は省エネ環境Eco活動を通して得たものは、
「省エネ活動とは、エネルギー(電力)を減らす活動ではなく、『働き易い職場・働き易い環境』をつくって行くことが、『真の省エネ活動』であった。」と言うことでした。
『真の省エネ活動』は、工場・生産現場の皆さんが「健康健全」で「働き易い職場・働き易い環境」をつくる活動です。そのように考えていただき省エネ活動を進めて頂ければ、省エネ活動は無理なく進め易くなっていくと信じています。
そこで、私達の職場がどのような状況、どのような状態になっていたいか少し考えてみましょう。
・生理的、安全安定、メンタル、福利厚生ができている職場環境
・育児、介護、障害、再雇用、多様な働き方ができる職場
・明るく、笑顔があふれ、挨拶が大きな声で、感謝し合っている職場
・当たり前のこと、やるべきこと、決めたことを行っている職場
・話し合い、協力し合い、認め合い、風通し良く、イキイキした職場
・想い、志を持って挑戦し、成長できる職場
・評価され、認められ、信頼し合える職場
・会社、顧客、社会に貢献できる職場
「働き易い職場・働き易い環境」へは、
工場・現場の方々が自らつくっていくものです。
何を、何のために、どのような状態・状況に、いつまでにしたいか
を考え、その“想い”・『志』・夢・ビジョンを速く実現できるように
着々と進めていただきたいのです。
「働き易い職場・働き易い環境」をつくる活動は、
「省エネ・環境・品質・生産性・安全安心・健康健全」となるように、
少しずつ“想い”に近づけていくことを進める活動で、
『最適化Eco活動』です。
「真の省エネ活動」=『最適化Eco活動』で、
工場が「働き易い職場・働き易い環境」となって、
「健康健全で幸せ」な職場になっていくものと私は確信をしています。
15.08.25
■工場の『最適化』の進め方(STEP)
工場の『最適化』の進め方(1)で、『最適化』を進めていただく中で大切なポイントを紹介させていただきました。
是非、工場の『最適化』を進められるときには、大切なポイントを意識して進めていただきたいと願っています。
さて、その工場の『最適化』を進める上での具体的な取組ステップについて、以下に紹介をさせていただきます。
【STEP1】 「ありたい姿」を定める
先ず、「志」を持って、「あるべき姿・ありたい姿」を考えることです。
「あるべき姿」を5~10年先の長期ビジョンとしてイメージを
つくり上げてください。
そして、中期ビジョン(3年)として「ありたい姿」を具体的に
描くことです。
【STEP2】 現場の実態=現実をつかむ
中長期ビジョンが出来れば、ビジョンと現実とのギャップを
正しくつかんでいきます。
現場の実態=現実をデータや3ゲン主義(現場・現物・現実)で
本当の姿=「真の姿」を認識してください。
現実を知り、「あるべき姿」とのギャップを知る『診える化』です。
【STEP3】 課題の「重要ポイント」を定める
「あるべき姿・ありたい姿」と現実とのギャップが解れば、
ギャップが多く在ることに気付きます。
そして、重要なギャップを埋めていくために、改善への重要
ポイント=重要項目を定めてください。
重要ポイントは、3項目程度に絞られることをお奨めします。
【STEP4】 「やりたいこと、やれること」を計画する
重要項目のポイントが決まれば、その課題を解決するための
「やりたいこと・やれること」の取組計画を作成します。
取組ステップ、期間、予算、体制、重点テーマ等のプロジェクト計
画書を作成し、トップ、メンバー等関連者で共有して取組を開始
です。
【STEP5】 「着々」と実行していく
実行計画ができれば、その計画に沿って、日々『最適化』を
意識し着々と進めて行くことです。重要なことは、
中長期ビジョンを達成するために日々の知恵・工夫・行動・
努力です。
【STEP6】 「振り返り」次へ繋いでいく
実行計画を進めて行けば、上手く行ったことやできなかったことが必ず在ります。
その全てを知見・経験・学びとして、次の取組へ展開・反映・学びとして活かしてください。