コラム”Ecoものづくり情報”
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■ 改善の4原則=ECRS
Ecomo
Ecology&Economy manufacture optimization supporter
"Ecoものづくりサポーター”
エコモ研究所 宇田英夫
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コラム”Ecoものづくり情報”
17.01.10
■”工場のものづくり”レベル
『診える化』と『最適化』を通して、「強い現場・強い工場」をつくっていただくことについては、2016年3月コラムにても紹介をさせていただきました。
私が工場を観た時に、工場のものづくり力を評価するのに、先ず2つのことを見ています。
1. “5S”が出来ているか?
2. 作業スピードが速いか? です。
“5S”ができているか?は、
現場が整理・整頓・清潔・清掃・躾ができていれば、
全員が決められたことを守る、全員で活動するベースとなる
ことが出来ていてからです。
現場の改善活動の基本は、5S活動で、“当たり前のこと”を
シッカリと取組めれば、必ず「現場力」は高まっていくからです。
“作業スピードが速いか?は、
作業者の動き、仕事がスムーズにできりようになっていること、
作業が無理なくやり易くなっていること、そして、作業者が意欲
をもって作業を行なっているからです。
また、もう一つ現場を見て分かることは
3.成長への“想い”が見られるか? です。
成長への“想い”が見られるか?は
会社、現場、人財、成果の成長への取組みが出来ているか、
その意識が在るか、日々の改善活動が進められているかが
「見える化」されて、湧き出ていることが大切です。
17.01.25
■”工場のものづくり”レベルを高める
“工場ものづくり”レベルのベースになるものが解かったことで、更に「強い工場・強い現場」づくりを進めていただきたいと思います。そのために、“工場ものづくり”レベルを高めるヒントについて紹介をさせていただきます。
“工場ものづくり力”の評価項目に沿って改善活動、改善取組を進めて戴ければ良いのですが、 “工場ものづくり”レベルが一挙にして高まるものでは無いことは皆さんもご存じの通りです。ではどのように進めて行けば良いか?・・・・です。
そのヒントは、“工場ものづくり”の「現場力」が高まっている状況がどのような状態に在るかを“想う”ことが先ず重要です。その“想い”から必要な内容・要素を、いつまでにどの項目を、高めて行きたいかを明確に持って、その内容・取組を進めていくことです。
私が、“工場ものづくり”を高めていくためにやって欲しいことは、以下の内容です。
◎ “工場ものづくり”レベルを高めていくために
・企業理念、ビジョン、指針が全員に伝わること
・成長への想いで、人財育成、改善改革へチャレンジすること
・5Sを基本に、現場力の基礎づくりを進めること
・「見える化」による、気付きと課題認識を深めること
・IEを活用した作業がやり易く、仕事の改善を行うこと
“工場ものづくり”レベルを高めるために、やるべきことを決めて
着々と進めていく、無理はしないが、“想い”への挑戦・チャレンジは行うことです。
「無理をしない」とは、2016年10月コラムにて紹介しました通り、
『無理』とは、『原理』・『倫理』・『道理』の「三つの理」の中で、何かの『理』が欠けていることを言います。
『理に適った行動』を進めて行けば、会社・工場・職場の改善活動・革新活動は、永遠に続いていくことができて、そのことが必ず「強い工場・強い現場」をつくっていくものと確信をしています。