コラム”Ecoものづくり情報”
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Ecomo
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エコモ研究所 宇田英夫
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コラム”Ecoものづくり情報”
15.11.10
■「あるべき姿」とのギャップを診る
『診える化』のポイントを、今までコラムでも紹介させていただきましたが、私は『診える化』は2つの本質を持っていると思っています。
先ず、一つ目の『診える化』は、あるべき姿とのギャップを教えてくれる、診断する『診える化』です。
そして、二つ目の『診える化』が、大切なものを教えてくれる、見えないものを診る『診える化』です。
今回、あるべき姿とのギャップを診る『診える化』について紹介させていただき、見えないものを診る『診える化』は、次回紹介させていただきます。
①あるべき姿とのギャップを診る『診える化』
「あるべき姿」、目標とのギャップを知って、そのギャップを教えてもらうことができる、診断の「診」の『診える化』
です。 診断するには、あるべき姿、目標を持っていなければ、そして、現状の姿=現実、事実、真実を正しく知ら
なければそのギャップ を正しく認識することができません。
『診える化』とは、「あるべき姿」を持って、「見える化」から「観える化」へと見えているものを観察・分析していっ
て、その本質・真実・ 現実・本当の姿を知って、その現実が本来求める「あるべき姿」とのギャップを教えてくれる
ことが、一つ目の『診える化』です。
工場のものづくり革新を進めて行く上で、先ず重要なことは「あるべき姿」を持つことです。 「あるべき姿」とは、
志・想い・ビジョン・夢をもつと言うことになります。その「あるべき姿」を持って、「見える化」から「観える化」へと
進め、そして、見えないものが在ることを感じて、本当の姿や本質を探ることができていくと、「あるべき姿」と現
状とのギャップが 必ず見えてくるものです。そして、そのギャップを少しずつ埋めていくために何をしなければな
らないかを感じていきます。
「あるべき姿」と現状とのギャップを知って、『診える化』とし、何をしなければならないかを気付かせてくれ、その
ギャップを知って 少しづつやるべきことを工夫して改善を進めていくことで、「あるべき姿」に少しずつ近づいてい
きます。 そうして、改善・革新を進め、あるべき姿を求めていくことが、『最適化』への道を進んでいくことです。
15.11.25
■「見えないものを診る」
今年5月のコラムで、「本質を見る力」を育て、の中で「見えていないものに、本質がある。見えていないところに、心がある」と「見えないものを診る」ことについて少し紹介させていただき、『診える化』の大切さをお伝えさせていただきました。
そして、「あるべき姿」とのギャップを診る、一つ目の『診える化』について、前回紹介をさせていただきました。
これからお話しする、二つ目の『診える化』が、本当に大切なものを診るための『診える化』で、「見えないものを診る」ことの本質ではないかと私は思っています。
②見えないものを診る『診える化』
「見える化」は、現場の現物、現実を見て、データや事象から、事実を人の目に入り易い様にしていくことです。
現場・現物・現実の3ゲン主義にて、良く観て行くことが、事実・真因を知るためにはとても重要です。
しかし、私達が見えているもの、現場・現物・現実は、実はほんの一部しか見えていないものなのです。
本当のこと、大切なものを知るには、見えているものだけに捉われず、見えていないものがあることを知って、
見えているもの、 見えていないものを『広げ』、『深め』、『探る』ことが、大切になってきます。