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コラム”Ecoものづくり情報”

20.02.10

■ 『最適化』への想い

 今回は、『最適化』についての想いです。

工場の『最適化』については、2015年7月コラムにも紹介をさせていただきました。

その中で工場の『最適化』については、以下のようにお伝えしています。

工場には、品質・生産性・環境・省エネ(エネルギー)・安全安心が必ず在って、その要素・要因・因子の全てが少しずつ良くなっていくことが、工場の『最適化』です。また、最適な状態をつくることだけではなく、進め方においても、取組や結果のトレードオフ(何かを良くするために別の何かを犠牲にしなければならない関係のこと。)をすることなく、全てが少しづつ良くなっていくことが大切です。

 

 一般に、最適化(さいてきか、Optimization)は、関数・プログラム・製造物などを最適な状態に近づけることを言います(ウィキペディア解説)。また、「最適化というのは本来、目的に対してもっとも適切な方針・計画を立て、設計を行い、あるいはそうした選択を行うことを意味する言葉です。」とされています(ニッポニカ解説)。

最近はよく「最適化」は、コンピューターシステムの構成要素間の調和をとって、システムの状態や動作を最適に近づけること。と言われるようになっています。今日では「システム工学」にて、その本質からして「最適化」は、自然科学のみならず経済学など社会科学分野での手段としても用いられているようです。

 

 さて、『最適化』を進めて行くには、先ず「見える化」から分析・解析・データ化・層別化・深耕化を行い「観える化」とし、さらに「見えないものを診る」を意識して、真因・本質・大切なものを見付ける『診える化』を行っていくことが、『最適化』への道へ、繋げていくことができるものと私は信じています。

『診える化』と『最適化』は、離すことができない、対のものと思っています。

 工場の『最適化』は、全てが良くなる条件、

本質、真因を探って、見付けて、改善していくこと

が重要で、とても大切なことです。

工場、現場には様々な要素・要因・因子があり、

その要素・要因・因子を日々少しづつ良くして、

“あるべき姿”に近づけていくことができる。

と私は信じています。

『最適化』とは、

 ・全てのこと(自然・もの・人・顧客)を

  大切にして、全てが少しづつ良くなって、

  『健康・健全で、幸せ』になっていくこと。です。

図200210.png

20.02.25

■ 『理に適っている』想い

 今回は、『理に適っている』の想いです。

私はいつも、『理に適っている』ことを意識し、行動し活動するように努めています。

『理に適っている』とは、基本とする考え方で、行動し改善・革新活動をする中で、最も重要なことで、決して間違ったことでは無いと思っています。尚、2016年10月コラムで「理にかなった行動」、2019年7月には「理に適った」生産の仕組みについて紹介をさせていただきましたので、時間があればコラムをご覧いただければ幸いです。

 

 ところで、一般的な「理に適う」の意味は、理屈や道理に合っていること、合理的であることです(weblio辞書)。

人の行動について言えば、道徳とか倫理などの理念、考え、思想が人命尊重、人権尊厳などに反しないということなど、基本理念が思想行動にしっかり反映して、現実に実施され、守られていると言う事になります。やっていることや言っていることが理(道理、法則、原理など)に一致していると言うことのようです。

また、「利に適う」という言葉も在って、「利に適う」とは利益になるというような意味を含んでいるため、利益が出るようなやり方を行うなど、利益を求めて行動すると言う、私が言う「理に適っている」とは違った「利に適う」も在りますのでご注意ください。

 

 私が捉えている、『理に適っている』とは、

「理」には、『原理』・『倫理』・『道理』の三つが在って、

 ・『原理』=原理・原則・法則・摂理・自然・環境

 ・『倫理』=法律・法令・コンプライアンス・理念

 ・『道理』=健康・健全・幸せ・志・夢・ビジョン・道徳・会得

ことです。                         (徳を得る)

その『原理』・『倫理』を知って、人としての『道理』を歩む

ことで、『無理』をせず、着々と進めていくことが、

『理に適っている』 ことです。

 世の中には、残念ですが不条理なことも多く在りますが、

私たちは​、『理に適っている』 ことを着々と進めて行くことが

とても大切なことです。

『最適化』ものづくり=“Ecoものづくり” の基本的な考え方・

進め方とし、全てのものを大切にする“ものづくり”を進めて

いただきたいのです。

 

 『理に適っている』ものづくりを進めていただき、

『健康・健全で、幸せ』となる職場・工場・会社・社会・世界に

なることを強く願っています。

図200225.png
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