コラム”Ecoものづくり情報”
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■ 改善の4原則=ECRS
Ecomo
Ecology&Economy manufacture optimization supporter
"Ecoものづくりサポーター”
エコモ研究所 宇田英夫
〒602-8148 京都府京都市上京区丸太町通堀川西入西丸太町185番地
京都二条ハイツ703
TEL 075-756-3353
携帯 080-3032-7213
Email ecomouda@ab.auone-net.jp
HP http://www.ecomouda.com
コラム”Ecoものづくり情報”
21.04.10
■ 省エネノウハウの共有
省エネ革新活動の中で得られる様々な成果や学びをノウハウとして残し、広げていくことはとても大切なことです。省エネ活動にて得られた知見・経験が自らの再度の学びとなるとともに、多くの方々に活かされる機会となっていきます。そこで、私が省エネ革新活動にて得られた改善事例を2例紹介させていただき、学びの参考にして頂ければ幸いです。
◎改善事例⑴・・・クリーンルームの省エネ・パーティクル低減
クリーンルームのパーティクル量の「揺らぎ」を知り、アラートの即時対応や汚染減対策などで、パーティクル量を1/3以下
にすることができ、クリーンユニット7台を24時間フル運転から、必要なときに必要なユニットを制御運転することで
クリーンユニット電力を40%低減することができました。
➤学び=3現主義にて、現場では様々なことが起こっていて、不具合事象は知らないその要因・因子と関連し合
って発生しています。また、エネルギーを必要なときに、必要な量を使うジャストインの発想が重要で、エネル
ギーを使わざるを得ない状況(要因因子)を改善(減らして)して行けば、エネルギーは最小限(最適化)する
ことができます。
◎改善事例⑵・・・圧縮エアの1次圧改善
圧縮エアの圧力・流量の『診える化』により、圧力損失の大きな配管部が解り、適正な配管に見直したことで、
圧力変動を無くし、1次供給圧力を0.05Mpa低減することができました。他に、エアイオナイザのエア改善を含
め、コンプレッサ電力は28%低減することができました。
➤学び=『診える化』することで、「揺らぎ」を知ることができ、「揺らぎ」の大きい時の要因・因子を深く探って行け
ば、必ずその状態に影響を与えている因子(本質要因)を知ることができ、改善に繋げることができます。
21.04.25
■ 省エネ活動成果報告、発表
省エネ革新活動の最終章は、省エネ活動で得られた成果の報告、発表です。
省エネ革新活動にて得られた成果、取組事例、学び、教訓は、報告会や発表会にて多くの方々に紹介してあげて
いただきたいのです。省エネ活動事例や得られたものを発表することで、自らの取組への振り返りができ、更にどのように多くの方にその成果や事例を発表し、活用して頂けるかを考えていくことが必要で、私はそのことが重要で大切なことと思っています。是非、省エネ活動成果報告会、発表会を行ってください。
報告会、発表会では、取組と成果内容のポイント報告ができるように、
資料作成と発表構成を進め、報告して頂ければ如何でしょう。
報告、発表は、シンプルに、本当に伝えたいことは何か?を考えて、
簡潔に分かり易く説明し、ポイントはビジュアル(絵、図)も活用して
紹介していただきたいと思います。以下に取組成果報告、発表時の
ポイントを紹介します。
◎報告、発表会での発表時ポイント
①自信を持って発表(大きな声で)。
②聴く方の立場に立って(ニーズ、聴きたいことを)説明。
③要点、ポイントを明確に伝える(詳細内容は伝えたいことのみを)。
④成果(OUTPUT)、学び、今後に向けてを伝える。
右は、2014年にオムロン株式会社の省エネセミナーにて、工場の
『診える化』と『最適化』Eco活動として、省エネ・環境取組の進め方を
紹介させて頂いた資料抜粋です。
省エネセミナーは2時間前後でしたが、発表資料は約30ページになり
ましたが、私が経験した省エネ改善・革新活動の学び・知見や教訓
の全てを網羅しています。